ゴミゼロ生活、ゼロ・ウェイストで必要なのは、一度買ったものを繰り返し使い続けることです。
先日の「衣類のゼロ・ウェイスト」の記事では、洋服のリペアの話をお伝えしました。
今日は、靴のリペアのお話です。
傷んでしまった靴
みなさんは、履いていた靴が傷んでしまったとき、どうしていますか?
靴底が減ったくらいなら、駅にある修理屋さんなどで修理してもらって、使い続けることが多いでしょうか。
でも、それ以上の場合はどうでしょう?
実際に靴は、どれくらい傷んでも履き続けられるのでしょうか?
今回は、もう3-5年くらい前に買った靴を2足、修理に出してみました。
1. エナメルのサンダル
ヒールが高い割にしっかりしているので、履いていても痛くならない貴重なサンダル。
色もカラフルで、ちょっとしたパーティにも普段にも使えて、気に入っていました。
しかし、何年も酷使した結果、中敷が削れてしまっています……。
さらに、エナメルの黄色い部分には、擦れた汚れが。
修理やさんで、中敷のお直しと、エナメルの汚れ取りをお願いしました。
2. 皮のブーツ
これまた、何年も履いて、かかとのゴムも張り替えて、それでも履き続けていた一足。
履きやすくて、足にも馴染んでいました。
もはや、かかととつま先が擦れて、色が剥げてしまっています。
これは、色とかかとの修理をお願いしました。
オススメの靴の修理屋さん
以前ご紹介したように、洋服の難しいお直しや、センスの必要なお直しは、銀座のSARTOさんにお願いすることにしています。
洋服のお直し | Service | 高級品・ブランド品のお直し専門店: SARTO(サルト)
靴の場合は、「靴専科」さんに持って行きました。
こちらは、フランチャイズなので、もしかしたら店舗ごとにクオリティの差があるかもしれません。
私は、我が家から一番近い豊洲店のサービスがよかったので、こちらにしています。
いろんな修理サービスがあって、他店で無理と言われたものも直してくれたことがあります。
靴修理|靴専科のサービス|靴・バッグの修理・クリーニングなら靴専科
こんなに生き返りました!
10日ほどして、修理していたものを取りに行きました。
修理の結果がこちらです。
1. エナメルのサンダル
中敷はかなり綺麗に貼り付けてくれました!
そして、黄色いエナメル部分の汚れ。
「エナメルの中に入り込んでいると、取れないんですが、キレイになるか試してみますね」と言ってくれて、ここまでキレイになりました!わーい!
これで、来シーズンも履けそうです。
このインソールの張り替えは、そんなにお高くありませんでした。
2. 皮のブーツ
擦れて白くなっていた部分が、まったくわからなくなりました!
かかとのゴムもしっかり直してもらい、ピカピカになって帰ってきました。
このブーツも、またしばらく履き続けられそうです。
こちらは、けっこうお直し代がかかるので、本当にお気に入りでなければ、直すのはハードルが高いかもしれません。
様々な靴の修理やリメイクも可能
この靴専科さんのHPを見ていると、いろんな靴のお直しが可能だということがわかります。
さらに、リメイクもしてもらえるようです。
例えば、ブーツの長さを変えたり、色を染め替えたり。
一時的な流行のデザインを買ってしまって、翌シーズンには履けない、なんてときには、リメイクを検討するのもいいかもしれませんね。
まあそもそも、ワンシーズンで終わるデザインの靴は買わない、というのがゼロ・ウェイスト的には正しいのでしょう。
靴の寿命ってどれくらい?
一般的に、靴の寿命は3-5年程度と言われているそうです。
これも、毎日履かず、適度にお手入れした場合だと思います。
でも、例えば革靴なら、しっかりお手入れすれば10年履ける、とはよく言われることですよね。
しっかりお手入れをしていなかった私は、大いに反省です……。
靴磨きには、専用のクリームの他に、古くなったハンドクリームやシアバターなどでも使えるそうです。
靴のリサイクル
どうしても、履けなくなる靴は出てきてしまいます。
そんな場合、どう処分したらいいのでしょうか?
靴は、私の住んでいる自治体では「可燃ゴミ」の扱いでした。
捨てるくらいなら、リサイクルに回す方がよさそうです。
靴もリサイクルしてくれるサービスがあるんです!
西武・そごうでは、子供靴の下取りをしています。
小さな子供は数ヶ月で靴がサイズアウトしてしまうので、まだ使えるのに履けない靴が出てきてしまいます。
それを、ザンビアの子供たちに寄付する活動をしているんだそうです。
靴の状態に関わらず、下取りしてくれるみたいです。
我が家も、次に履けない子供靴が出たら、ここに下取りしてもらおうと思います。
もう一つ、イオンのGreenboxでは、子供靴に限らず、下取りをしています。
ここでは、使える靴は海外でリユースし、使えない靴は建築資材などにリサイクルするそうです。
ケアしながら、履き続けられる靴を選ぼう
衣類に続き、靴についても、ゼロ・ウェイストの観点から考えてみました。
まず大切なのは、長く履ける靴を選ぶこと。
そして、定期的にしっかりケアをすること。
そして、修理屋さんの手も借りながら、できるだけ長く履き続けることで、ゴミを減らすことにつながるのだと思います。