つい先日、容量を2倍に拡大した、我が家のコンポスト。
ゴミを毎日投入しても大丈夫!とどんどん入れておりました。
そしてついに!47℃という高温を達成!
ここまでの経緯や、コンポストの様子をお伝えします。
コンポストの高温化に到るまで
これまで、コンポストの温度を上げるべく、いろいろな手を試してきました。
以前の記事でも書きましたが、大切なのは下記のポイントです。
- 適切な水分量を保つこと(60%程度)
乾いていたら水を足すようにしています。 - 生ゴミを分解する菌を入れること
発酵促進剤代わりに、「えひめAI」を手作りして入れました。
その後も、腐葉土の白い部分(放線菌)を混ぜ込んだり、ヨーグルトのパックを洗った水を入れたりしました。 - 生ゴミを活性化する「エサ」を入れること
高温にするには、これが大切なようです。
これまでは、米ぬかを入れていました。
これらを行った結果、温度を30℃程度までは上げることができましたし、白カビも生えてきました。
おそらく、今までは発酵の第一段階だったのだと思います。
白カビ(糸状菌)が活躍して、徐々に温度が上がる段階です。
この発酵がさらに進めば、放線菌の活躍する第二段階になり、40℃以上、高くて50-60℃くらいになるはずなのです。
(発酵の段階について、詳しくはこちらの記事で↓↓↓)
このような経緯を辿ってきましたが、その後、なかなか高温にならない日が続いていました。
高温化に成功した要因
コンポストの温度を上げたいときに投入する菌の「エサ」は、こんなものがあるようです。↓↓↓
☆温度を上げたいときの投入物
○廃油(50~100CCぐらい)
○魚のあら
煮炊きしたものより生のもののほうが温度が上がります。
あらを大量に投入すると虫がにおいに誘われてきます。
あらが出た時は冷凍庫などで保存し少しずつ投入するといいでしょう。
○糠ぬか
意外に分解に時間がかかります。糠をわざわざ買ってくるのでしたら、廃油をお勧めします。中野・コンポスト連絡会HP(http://www.nakano-compost.org/danborucompost.html)より引用
これまで、米ぬかを生ゴミにふりかけて入れていましたが、どうやら分解に時間がかかるので、すぐに高温にはならないようですね。
魚のアラも、なかなか出ませんし……。生の魚を投入する勇気はありません。
(虫も問題だったので。)
ということは、やはり廃食用油を入れるのが良さそうです。
でも、あまり揚げ物などをしない我が家。
なかなか廃油が出る機会がありませんでした。
しかしついに!そのときが来たのです!
子供が「ドーナツが食べたい」と言い出し、初めてドーナツを家で揚げてみたんです。
大量の廃油が出ました。
さっそく嬉々としてコンポストに入れてみて、2日……。
なんと!47℃です!!!
これまでにない高温。
40℃あれば分解がかなり進んでいるそうなので、これは発酵が順調だと思っていいでしょう。
かき混ぜていると、ほかほかとした温かい空気が昇ってきます。
香りも、腐葉土の匂いがしています。これが放線菌の匂いらしいです。
こんなにすぐ効果が出るとは思っていませんでした。
高温にしたかったら、廃油ですね!
ただし、一回の廃油の投入量は50-100cc程度だそうです。
一度入れたら間を置かないと、高温になりすぎて発火する危険があるらしいです……。
コンポストをやるなら、温度計を使うのがオススメ!
ここまで1ヶ月ほどコンポストを続けてきて思うのは、「温度計があった方がコンポストが楽しい」ということ。
私も今では毎日測っているわけではありませんが、「最近土が温かく感じるな」と思ったときや、米ぬかを入れたあと、廃油を入れたあとなどに測っています。
実際の温度変化を知ることができると、モチベーションアップになりますね。
温度によって活躍する菌が違うので、「今は糸状菌が頑張っているんだな」「放線菌が分解してくれてる!」と想像して楽しんでいます。
料理用の温度計は、数百円から手に入るので、コンポストをやっている方はぜひ使ってみてください。
コンポストの中で芽が出た!
最近のコンポストですが、高温になったせいか、あれだけたくさんいたコバエを見かけなくなりました。
そして、こんなものを発見。
カボチャのタネから、芽が生えていました!
カボチャのタネは分解できないのでコンポストには入れていないのですが、少し混ざってしまっていたようです。
せっかく生えてきたのなら、育ててみようかしら……?
でも、カボチャの種まきの時期は3〜4月だそうです。
今植えても、育たないかもしれませんね……。
ようやくコンポスト成功!
コンポストを初めて1ヶ月。
ようやく、成功と言ってよさそうです。
臭いやコバエが出てきて、一度は失敗かと思いましたが、容量を拡大したのがうまくいったようです。
今後、発酵が進むとどのように変化するのか、また楽しみにしていきたいと思います。