引き続き納豆作りにはまっております。
これまで、2つのパターンを試してきました。
- 大豆の水煮パック+市販の納豆
- 乾燥大豆+市販の納豆
詳しくは下記の記事をどうぞ。↓↓↓
納豆作りは意外と簡単で、おいしく作れました。
そしていよいよ、これが究極かも?という作り方を発見しました。
それは、「玄米で納豆を作る」というものです。
(もちろん大豆は使いますよ!)
なぜ玄米で納豆が作れるのか
もともと納豆は、藁に包んで発酵させていたのは、みなさんもご存知の通り。
それは、藁についている納豆菌の力を使うためだったんですね。
実は、この納豆菌は「枯草菌」という菌の一種で、さまざまな植物の葉などについているのだそう。
稲の藁には大量の納豆菌がついていて、昔の日本人は、それを偶然に発見したのではないかと言われています。
余談ですが、藁以外にも納豆菌のいる葉を使い、納豆作りを試している方達が大勢います。特に海外在住の方でしょうか。↓↓↓
この記事の方はイチジクの葉を使われていますが、他にもヨモギやローズマリー、ミントなどのハーブ類を使って作っている方がいます。
カナダにお住まいのきゃすぴえさんのブログでは、ミント納豆にチャレンジされていました!↓↓↓
というわけで、自然に大量に存在している納豆菌。
玄米にも存在しているため、これで納豆が作れるということなんですね。
玄米納豆の作り方
それではさっそく、玄米納豆の作り方をご紹介しましょう。
こちらの記事を参考にしました。↓↓↓
用意するものはこれだけです。
- 乾燥大豆:200g
- 玄米:小さじ1
玄米を使う場合は、市販の納豆を使う場合よりも時間がかかります。
まず、玄米の納豆菌を繁殖させます。これに24時間かかります。
1. 玄米を水に浸ける。
玄米を茹でる前に、30分水につけておきます。
小さじ1杯の玄米に対し、60ccとのことですが、私はもう少し多い方がいいと思いました。
100ccくらいあってもよさそうです。
2. 玄米を茹でる。
この玄米を5分ほど茹でます。
3. 茹でた玄米を常温で一昼夜保存する。
茹でた玄米は保存容器に入れて、常温で24時間放置し、納豆菌を繁殖させます。
もちろんいつものように、保存容器は熱湯で消毒します。
ちなみに、水は100ccくらいあった方がいいというのは、60ccだと玄米が水を吸ってしまって足りなくなったからです。↓↓↓
結局、もう少し水を足しました。
4. 大豆を洗って一晩水に浸けておく。
ここからはいつも通りです。
大豆を軽く水洗いして、一晩水に浸けて戻します。
5. 大豆を茹でる。
大豆を柔らかくなるまで茹でます。
我が家はこちらの高圧の圧力鍋を使っているので、加圧時間1分で完了です。↓↓↓
普通の鍋で茹でる場合は、下記の記事が参考になります。↓↓↓
60-70分茹でたあと、茹で汁の中に入れたまま荒熱を冷ますのがコツのようです。
6. 大豆と玄米を混ぜる。
荒熱が取れた大豆を保温容器に移し、一昼夜浸けておいた玄米を水ごと混ぜます。
例によって、我が家は炊飯器のマルチ調理機能で納豆を保温するので、炊飯釜に入れています。
しかし、本当に玄米の納豆菌は増殖しているのでしょうか……。
ドキドキです。
7. 40-45℃で15〜24時間保温する。
炊飯器で45℃に設定し、15〜24時間発酵させます。
乾燥しないよう、濡れ布巾を被せておきます。
(殺菌のために、濡らしたあと電子レンジでチンしましょう!)
ヨーグルティアがある方は、そちらをどうぞ。
また、オーブンの発酵機能や低温調理機能を使うやり方もあるそうです。
市販の納豆を使ったときと違って、なかなか発酵が進みません。
心配になってきました……。
いつもより長めに発酵時間を取って、17時間くらいあと、やっと納豆菌が増えてきました!
表面に白い幕が張って、納豆の香りもします。
8. 保存容器に入れ、冷蔵庫で2-3日寝かせる。
消毒した保存容器に移し、蓋をして冷蔵庫で後熟させます。
これで完成です!
今回も、すぐ食べる分以外は冷凍しました。
玄米納豆を試食!
今回のお味はどうでしょうか。
今回はチーズを混ぜて食べました。
長く発酵させた割には糸引きが足りない感じです。
やはり、24時間くらいは発酵させた方がよさそうですね。
でも、味はしっかり納豆の味になっていました。
なんとか合格点といったところです。
時間をかけて納豆作り
ただの玄米を混ぜるだけで納豆ができるなんて、ちょっと感動です。
納豆は、自然と生きている中で生まれたものなんだと思いました。
昔の日本人は、どうやって納豆の作り方を発見したのでしょうか。
それにしても最初に納豆を食べた人は勇気があるなぁ、なんて思ってしまいましたが(笑)
さて今回は、玄米を使って、2日がかりでの納豆作りとなりました。
休校や在宅勤務で家にいる今だからできることですね。
玄米から納豆を作ってみて、納豆の歴史に思いを馳せてみませんか?
お題「#おうち時間」