手作りコンポストのやり方やその結果については、これまで何回もご紹介してきました。↓↓↓
しかし、コンポストのその後についてはレポートしていませんでした。
我が家のコンポストのその後について、何人かから聞かれたので、そろそろレポートしようと思います。
ダンボールコンポストの寿命
ダンボールコンポストの寿命はおよそ3ヶ月ということで、始めた年の年末には、寒さもあってゴミの分解が進まなくなり、いったん終了としました。
コンポストの寿命を判断するには、「生ゴミの分解が遅くなる」「黒っぽく、ダマになる」という点がポイントのようです。
こちらのサイトを参考にしました。↓↓↓
寿命を迎えたコンポストは、どうすればいいのでしょうか。
考えてみると、その点を紹介している記事は少ないかもしれません。
コンポストの終わらせ方
生ゴミの投入を終えたコンポストは、熟成期間に入ります。
熟成するのは3ヶ月くらいはあった方がいいようです。
最初の1ヶ月くらいは、3日に1回程度かき混ぜたり、水分が足りなかったら追加することも必要です。
最後に生ごみを投入してから1ヶ月以上(推奨3カ月)熟成させた後、たい肥として使用できます。(中略)1~3ヶ月の熟成期間が終わりましたら、水分を補充する必要はなく、カラカラに乾いてしまっても大丈夫です。また、容器も通気性の無い容器に換えても問題ありません。完成した堆肥は長期間保存できますので、花や野菜の植付けのときまで置いておくと良いでしょう。【ワンポイント】ダンボールコンポスト堆肥の熟成(1~3ヶ月)は必ず行ってください。生ごみは、微生物による分解により、いくつかの段階を経て最終的に養分(チッ素やリン酸)になりますが養分になるまでの途中段階(未完熟の堆肥)の成分には、植物の成長にとって障害となる成分が含まれます。(香川県三豊市HPより引用
この熟成期間を経て、ごみがしっかり分解され、最終的には養分になるようです。
熟成した土の活用法
さて、ここまで熟成できた土は、その後どう活用したらいいのでしょうか。
- ガーデニングや畑の堆肥に使う
- 次のコンポストの基材に使う
- 造園業者や自治体の回収に出す
このあたりが主な方法になるようです。
それぞれについて解説します。
1. ガーデニングや畑の堆肥に使う
しっかり熟成した土は、養分を含んだ良い堆肥になってくれます。
逆に、未成熟な場合はガーデニングに使った後も熟成が進んでしまい、植物を傷めることになってしまいますので、気をつけましょう。
しっかりと生ゴミが分解されたことを確認してくださいね。
ガーデニングや畑に使う場合は、土:堆肥を3:1にして混ぜると良いそうです。
2. 次のコンポストの基材に使う
我が家のようにマンション住まいでは、ガーデニングといっても限りがあります。
コンポストでできた大量の堆肥を使い切ることはありません。
もう一つの利用法は、次のコンポストを作る際の基材に使う、というものです。
次のコンポストの基材に、1/4程度混ぜると、最初のときよりも早く分解が始まるそうです!
次の段ボールコンポストを始める際には、前回の堆肥を1/4程度加えて始めると最初の時よりも早く分解が始まります。
(小田原市HPより引用
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/envi/refuse/jigyo/p17318.html)
3. 造園業者や自治体の回収に出す
1、2をやっても、まだ余りそうな堆肥。
特に都会の人間には、堆肥を回収してもらう先が必要です。
自治体によっては、回収拠点を設けているところもありました。↓↓↓
しかし、回収していない自治体の方が多いようです。
自治体のエコ推進委員会でも、「堆肥を作っても回収する先がないと意味がない」という意見が出ているようなので、これはぜひ各自治体で回収をお願いしたいところです。
造園業者など、指定の業者を作ってくれるだけでもいいと思います。
ただ、お住いの自治体で回収をしていなくても、がっかりするのはまだ早いです。
イベント時に回収してくれることもあるからです!
自治体の広報誌のイベント欄をチェックして、堆肥を回収してくれるチャンスを逃さないようにしましょう。
例えば、港区では、「芝浦港南ふれあいまつり」の中で、さまざまな資源とともにコンポストの堆肥も回収してくれるそうです。
港区公式ホームページ/広報みなと2018年10月11日号 おしらせボード 講座・催し物
また、海外では、生ゴミや堆肥をシェアするアプリもあるそうです。↓↓↓
我が家のコンポストの行方
と、ここまでコンポストの終わらせ方を見てきましたが、我が家のコンポストはどうなったのでしょうか。
実は……最後の処理で大失敗してしまいました……。
この記事の「終わらせ方」にはなりませんでした。
それについては、次回の記事でご紹介します。
追記:大失敗した我が家のコンポストについての記事はこちら。↓↓↓