ようやく、長かった梅雨が明けましたね!
前回の記事で、初の梅干し作りのことを書きました。
あれから約1ヶ月。土用の季節は、梅干しを干すシーズンです。
今回はそのお話を書こうと思います。
今まさに、干しているお仲間もいるかしら?
まずは、いい容器を発見しました
先日、ゼロ・ウェイストで梅干し作りをするのに、容器や蓋の問題があると書きました。
こんな風に、ホコリを避けて空気になるだけ触れないよう、ラップを使っていました。
かといって、漬物容器は使わないとき邪魔になるし……と思っていたのですが、ホームセンターで良いものを見つけましたよ!
これです!↑↑↑
取手のついている内蓋は、上のボタンを押すと外縁のゴムが引っ込んで隙間ができ、梅干しをぐっと押すことができます。
そしてボタンを離すと、内壁に密着して、空気も通しません。
上のシリコンの外蓋は、下に敷けば滑り止めになります。
内蓋の上に重石を置いたりして、蓋ができないときには、下に敷いておけます。
ミップロックという名前のようです。↓↓↓
土用干しとは
それでは、さっそく梅干しの土用干しについて見ていきましょう。
梅干しは、6月中頃から7月上旬ごろに漬け始め、1ヶ月ほどした土用のころに天日で干します。
「なぜ土用なのか?」というのはちょうど梅雨が明けるころで、日差しが十分に確保できるからのようです。
ちなみに、「土用」というのは毎年の「立春・立夏・立秋・立冬」の直前約18日間を指すのだそうです。
ちょうど季節が移り変わる時期ということですね。
その中で、一般に言われる「土用」は、立秋=8月7日の直前の期間を指します。
この時期に、梅干しを天日干しするといい、ということなのですね。
土用干しの効果
天日に3日ほど当てて干すことで、さまざまな効果があります。
- 日光で殺菌する。
梅干しは保存食なので、殺菌が重要です。そのためにも、紫外線の殺菌効果を活用しているということのようです。 - 乾燥させる。
梅干しの水分が残っていると、カビの原因になります。長期保存に耐えられるように、水分を飛ばしておくという効果があるようです。
土用干しのやり方
風通しのよい場所を選び、ざるやカゴなどに入れて、日光に当てます。
地面や床に直接ざるやカゴを置かず、高さを出して風通しをよくすることが大切です。
我が家ではいろいろと考えた挙句、アウトドア用のハンギングネットがあったので、それを活用しました。
アウトドアで食器を収納したり、洗った食器を乾かしたりするのに使うものです。
とてもコンパクトになるので便利ですよ。
こんな感じで干しました。ファスナーが閉まるので、虫が寄ってくる心配もありません。ポイントは、
- 梅同士がくっつかないように並べる。
- 1日1-2回は裏返す。
- 1-2日目は朝出して夜はしまう。3日目のみ、次の朝まで干しておいて夜露に当てる。
ということです。干していると、梅干しのおいしそうな香りがしてきます。私に似て梅干し大好きの娘も、「梅干しの匂い〜」と喜んでいました。
梅酢も天日干し
梅干しを漬けると出てくる梅酢。
梅のエキスと塩が混ざっているので、さまざまな料理に使えるそうです。
こちらも、土用干しの際に透明な瓶に入れ、1日天日干しをします。
そうすることで殺菌できるので、冷蔵庫で1年程度保つそうです。
梅酢の活用法1:柴漬け
梅酢は、さまざまに活用できます。
柴漬けを作れるようなので、私はこれを試してみます。
赤紫蘇の時期を逃してしまい、赤梅酢になっていないので、色のつかない柴漬けになりそうですが……。
梅酢の活用法2:紅生姜
紅生姜もいいですね〜。
ちょうど新生姜の季節ですね。
材料も、新生姜、塩、梅酢だけなのもうれしいところです。
梅酢の活用法3:ドレッシング
ドレッシングにするのも人気みたいですよ。
梅酢と醤油とお好きなオイルで、簡単にさっぱりした味が楽しめそうです。
梅酢の活用法4:ドリンク
夏にぴったりのドリンクにもなります。
炭酸水で割って蜂蜜を入れるなど、楽しみ方はいろいろありそうですね。
他にも、ピクルスにしたり、魚を煮るのに使ったり、おにぎりを握るのに使ったりと、いろいろな活用法があるみたいです。
防腐効果や臭み消しにしたり、酸味を楽しんだりと、工夫のしがいがありそうですね。
梅干し作りは気長に
無事、土用干しが終わった梅干しは、すぐに食べられます。
が、一冬越すくらい寝かしておくと、さらにおいしくなるそうですよ。
梅干しは気長に作るものなんですね。
どんな味に仕上がるのか、娘と味見するのが楽しみです。
みなさんも梅干し作りをしている方がいらしたら、どんなだったか教えてくださいね!