コンポストの温度も高温になり、順調に分解が進んでいるようです。
www.zero-waste-life.com油を投入して数日は47℃など高温でしたが、またしばらくすると落ち着いて、30℃台に戻っています。
ときどき廃油を入れるようにしていますが、一度の投入量は50-100cc程度がいいそうです。
あまり入れすぎると、基材がベタベタしますし、高温になりすぎると発火する可能性もあるそうなので、ご注意を。
さて、今日はみかんの皮をコンポストに入れてもいいのか、というお話です。
みかんの皮はコンポストに入れていいの?
そろそろみかんが出回り始めていますよね。
我が家では、私と娘が柑橘類が大好きなので、さっそく買って食べています。
そうすると、毎日たくさん出てしまうのが、みかんの皮のゴミです。
確か、オレンジの皮はコンポストに入れない方がいいと読んだことがあるのですが、みかんはどうなのでしょう?
いろいろ調べてみたのですが、諸説あってよくわかりません。
その①:みかんの皮は入れない方がよい
Q 入れてはいけない生ごみはありますか? A 食べ物であれば基本的にありません。みかんの皮など食物繊維が多いものや 鳥の骨は、分解に時間がかかります。入れる際は、できるだけ小さくしてから入 れましょう。また、防腐剤がたくさん付着している果物の皮等は、分解されにくい ため注意してください。
http://www.city.fukaya.saitama.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/31/Q&A.pdf深谷市HPより抜粋
どうやら、繊維質が多いので分解が遅いということのようです。
また、海外産のオレンジなどは皮に防腐剤が使われているものが多く、そういったものは分解されないようですね。
その②:みかんの皮はコンポストのパワーアップ素材
中の温度が10度以下になると、生ゴミを分解する微生物の活動が
鈍るので、カロリーの高いものを入れる。
・てんぷらの油かす ・魚のアラ ・みかんの皮
・米ぬか ・甘いもの ・賞味期限切れのバター など。やまぐちエコ倶楽部HPより抜粋(赤字はyuyu)
みかんの皮には油分が含まれているので、微生物のエサになってくれるという考え方ですね。
乾燥させてみることに
最終的に、こちらのブログを参考にすることにしました。↓↓↓
みかんの皮をコンポストに入れて失敗することがあるのは、水分と油分が多いせいなんだそうです。
油分があるために水分が抜けづらく、青カビが生えてしまったりするとか。
なので、乾燥させて小さくして、少しずつ混ぜるのが安全そうです。
違いがわかるでしょうか?左側が干し始め、右側が乾燥してカサカサになったものです。
室内で2日程度でこんなになります。
これを少しずつコンポストに入れていますが、今のところ特に問題は起きていないようです。
ちなみに、コンポストをしていなくて可燃ゴミとして捨てる場合も、こうして干すとかなり重さが減り、水分が飛んでくれるのでオススメです。
燃やすときのエネルギー消費が少なくて済みますね。
それに、干していてもいい香りがしているので、気分もいいですよ。
みかんの皮で洗剤作り
今回、みかんの皮について調べていたところ、洗剤として使う方法があるというのを知りました。
そういえば、オレンジを使った洗剤というのが一時期流行りましたよね。
クエン酸などが含まれているため、汚れを落とす効果があるようです。
こちら↑↑↑の記事を参考にして、作ってみました。
みかんの皮の洗剤の作り方:
- みかんの皮2個分と水200mlを鍋に入れ、火にかける。
- 沸騰してから15分ほど煮詰めるそうですが、今回は量が少なかったので、水分がなくなってしまい、途中で水を足しました。
量が少ないときは、10分くらいでいいかもしれません。 - 煮詰めたら、皮を濾します。みかん色の液体になりました。
- これをスプレーボトルに入れて完成です。
1〜2週間程度で使い切るといいそうです。
みかんの皮の油分を洗剤として使うので、用途としては、
- コンロ周りや電子レンジの油汚れの掃除
- フローリングのツヤ出し
- お風呂掃除
といったことに使えるそうです。
実際に使ってみましたが、コンロも電子レンジもお風呂もキレイになりましたよ。
いずれも、日常の汚れ落としには十分ですが、こびりついた焦げなどには力不足です。
重曹を加えると、パワーアップできるそうです。
他にも、みかんの皮の活用法
他にも、みかんの皮はいろいろな効果があるようです。
消臭効果
さわやかな香りがあるため、消臭に使うことができます。
コンポストに入れても、消臭になるそうです。
臭いの取れない電子レンジに皮を入れて加熱したり、鍋に水と皮を入れて煮ると、臭いが取れます。
食べる
国産で、できれば無農薬のみかんを使えば、皮も料理に使うことができます。
オレンジピールのような感じで、おかし作りに活用できるみたいですよ。
こちらにレシピがいくつか紹介されていました。↓↓↓
おいしく食べて、楽しく活用
これからの季節、消費が増えるみかん。
おいしく食べるだけでなく、その後の皮の処理方法や活用法も考えてみました。
特に洗剤作りはとても簡単で、みかんのいい香りで掃除ができるのも楽しいので、ぜひ一度やってみてはいかがでしょうか。