ゴミゼロ生活への道

家庭でゆるくゼロ・ウェイストを実践するブログ

コンポストの温度を上げるのに成功

スポンサーリンク

f:id:yuyurintan:20180924230819j:plain

先週から始めたプランターのコンポスト。

www.zero-waste-life.comあまりに簡単にできてしまったため、本当にこれでうまくいくのか心配で、暇さえあればコンポストのやり方を調べていました。

どうやら、微生物が活発になり、生ゴミの発酵が進むと、温度が上がってくるらしいのです。

しかし、なかなか上がってこない温度。

毎日、生ゴミを入れてかき混ぜるたびに、温度計で測っていました。

そしてようやく、温度が上がってきました!

いやー、うれしいものですね!

ここまでの経緯と、コンポストについて、自分なりに調べた内容をここでご紹介します。

 

コンポストがうまくいくと、温度が上がる

コンポストうまくいっている場合、いくつかの傾向が見られるそうです。

  • 温度が上がる
  • 白カビが生える
  • ゴミの分解が進む

ということなのですが、始めて数日では、ゴミの分解が進んでいるのかもよくわかりません。

白カビももちろん生えてきません。

唯一わかりやすい指標として、温度を毎日測ってみました。

が、なかなか上がりません。

うまくいくと、40-50度くらいにもなり、湯気が上がったりするらしいのですが。

外気温と同じくらいの温度が続く日々……。

おまけに、1、2匹のコバエもたかってきました。

温度を上げれば、虫も住みづらくなるそうなので、これは発酵を進めて、温度を上げなくてはいけません。

 

いろんな自治体のサイトや個人のブログを参考にさせていただきました。

こちらの横浜市栄区の資料は、わかりやすく書かれていました。↓↓↓

http://www.city.yokohama.lg.jp/sakae/guide/gomizero/compost.pdf

 

いろいろ調べて、やってみたことを挙げていきます。

 

1. 水分を足す

いろいろ調べてみたところ、どうも最初に水分を入れなかったのはまずかったようです。

水分量が60%くらい必要ということで、慌てて水を加えて混ぜました。

目安としては、基材の土を握ってみて、塊が割れるくらいの硬さだそうです。

生ゴミの水分だけでは、最初は足りないみたいですね。

逆に、水分が多くなりすぎたときは、微生物の活動に必要な酸素が足りなくなってしまうため、土を足して水分量を調節した方がいいようです。

 

2. 発酵促進剤として「えひめAI」を入れる

コンポストの発酵を促すために、発酵促進剤というものを入れる場合もあるようです。

これは、酵母菌や乳酸菌などの微生物が入っていて、それらの働きで生ゴミを発酵させ、堆肥化させるものです。

コンポストは菌の働きで生ゴミを分解してもらうので、菌をまず増やすのがいいかと思い、自分で発酵促進剤代わりになりそうなものを作ってみました。

それが、先日ご紹介した「えひめAI(あい)」です。

www.zero-waste-life.com

これは、家にある食品で作れます。

  • ドライイースト(イースト菌)
  • ヨーグルト(乳酸菌)
  • 納豆(納豆菌)

この3つを三温糖と水で24時間培養したものです。(マイエンザとも呼ばれます。)

これを、原液でコンポストに混ぜ込んでみました。

これで、菌はしっかり基材の中に住み着いたはずです。

 

3. 米ぬかを入れる

それでも、まだコンポストの温度が上がってきません。

なぜだろうと調べてみると、どうも「野菜クズばかりだと、最初はなかなか発酵が進まない」とのことです。

確かに、我が家の生ゴミのほとんどは、野菜クズや果物クズ、あと茶殻ばかりです。

菌たちが活発になるには、餌になるものを入れた方がいいようなのです。

それは、「肉、魚、廃食用油、天ぷらカス、米ぬか」などだそうです。

でも、肉や魚はできるだけゴミにならないよう、ちゃんと食べているのでありません。

油も、コンポストに入れるほどたくさんは使っていないし、天ぷらもそんなに食べることがありません。

というわけで、米ぬかを近所のスーパーに買いに行きました。

しかし、買ってきて愕然!

米ぬかなど買ったことがなかったので、「生ぬか」でなく「炒りぬか」を買ってきてしまったのです……。 

これまたネットを見てみると、「コンポストに入れるのは生ぬかでなければダメ」という記述も。

炒りぬかは火を通してあるため、中の菌が死んでいて、意味がないというのです。

でも、菌はすでに「えひめAI」で入れてあるし、米ぬかはいわば菌の「餌」として入れるのだから、少しは意味があるはず!と思って、基材に混ぜこんでみました。

そうしたら、やっと!2日後に温度が上がってきました!

 

コンポストの温度上昇

涼しい日も多くなってきた今日このごろ。

朝の外気温は、22.5℃でした。

f:id:yuyurintan:20180924234057j:plain

これまでは、外気温とほぼ同じ温度だったコンポスト。

米ぬかの効果は……。

f:id:yuyurintan:20180924230819j:plain

28.9℃!!!

外気温と5℃以上差がついているといいらしいので、バッチリです!

ついに、温度が上がってくれました。

夜に測ってみても、場所によっては30℃になっていて、菌たちが活発に働いてくれているようです。

 

おまけ:ペパーミントスプレーをする

温度は上がってきましたが、コバエが近くを飛んでいるのが気になります。

そこで、先日記事でもご紹介した、古いペパーミントのアロマオイルを使って、虫除けスプレーを作りました。

www.zero-waste-life.com

実は、ペパーミントは虫除け効果もあるのです。

作り方は、相変わらずとっても単純です。

  • 水50ml程度
  • ペパーミントオイル10滴程度

これをスプレーボトルに入れ、よく振ってから使うだけです!

使うたびに振ることをお忘れなく。 

こちらの虫除けスプレーを、コンポストの周りに吹きかけておきました。

少しは効果があるような……?コバエは減りました。

 

コンポストの温度を上げるために大切なこと

コンポストが順調にいっていることを知る指標の一つとして、温度があります。

今回は、まず温度を上げることを目標に、いろいろとやってみました。

温度を上げるために重要なポイントは、

  • 適切な水分量を保つこと(60%程度)
    乾いていたら水を足し、湿りすぎていたら基材を足す。

  • 生ゴミを分解する菌を入れること
    今回は発酵促進剤代わりに、「えひめAI」を入れました。
    でも実際は、土や生ゴミに付着している菌でも大丈夫なのかもしれません。
    時間をかければ、それらの菌が活発に働いてくれる可能性も高いです。
    納豆やヨーグルトのパックを洗った水を混ぜこむ、という方法も紹介されていました。
    また、最初に腐葉土や堆肥を基材の中に混ぜるのも効果的なようです。

  • 生ゴミを活性化する「餌」を入れること
    特に最初は、菌の活動を活発にするために、「餌」となるものを入れて上げるといいようです。
    野菜クズや果物クズだけだと、発酵が進みづらいので、肉、魚、廃食用油、天ぷらカス、米ぬかといったものを入れるのが効果的です。
    (米ぬかは、炒りぬかでも大丈夫でした!)

あと、もちろん毎日かき混ぜて、酸素を送りこんであげることも大切です。

ひとまずは、これでうまく温度が上がりました。

これから、発酵がしっかり続いてくれることを祈りたいと思います。

コンポストをやっている方の参考になれば幸いです。