ゴミゼロ生活、いよいよスタートしました。
今回は「買物の際にゴミが生じるのをいかに減らすか」について考えてようと思います。
これは、『ゼロ・ウェイスト・ホーム』でベア・ジョンソンさんが提唱している、ゼロ・ウェイストの原則「5R」の中の最初の取り組み「Refuse(リフューズ)」に当たります。
ゼロ・ウェイストの原則「5R」:最初はRefuse(リフューズ)
ゴミを減らしてゼロに近づけるための原則、それは「5R」です。
『ゼロ・ウェイスト・ホーム』の文章を参考に、私なりに解釈してみました。
ゼロ・ウェイストの5R
① Refuse:不要なゴミが家に入ってこないように「断る」
② Reduce:やがてゴミになるような家庭内のものを「減らす」
③ Reuse:買ったものは繰り返し使う
④ Recycle:①②③ができないものはリサイクルする
⑤ Rot:可能なものはすべて堆肥化
これを生活のいろんなプロセスで取り入れて、ゴミゼロを目指していくのです。
買物で大切なのは、一番最初の①Refuse(リフューズ)にあたる取り組みです。
毎日、買物するたびに家庭に入って来てしまうゴミを、いかに減らしていくか、考えてみたいと思います。
買物でゴミを減らす
日々の買物では、お店でもらうビニール袋や商品のパッケージ、プラスチックトレイ、ダンボールといったゴミが、どうしても家庭に入って来てしまいます。
これを減らしていくのがゼロ・ウェイストの①Refuseです。
前回の記事でも「初心者の取り組み」として紹介した、
- 水筒を持ち歩くことで、ペットボトル飲料を買わずに済ませる。
- エコバッグを持参することで、ビニール袋を断る。
- スタバやタリーズに行くときは、タンブラーを持参して、プラスチックや紙のカップを使わない。
- コンビニでのプラスチック食器を断る。
といった内容がこれに当たります。
簡単なようで、なかなか徹底するのが難しいのがこのRefuseです。
なぜなら、スーパーでは野菜も肉もチーズも石鹸も歯ブラシも、全部パッケージに入っているからです。
ビニール袋を断っても、大量のゴミが出てしまいます。
私の初歩的な失敗
お恥ずかしながら、前回の記事で「ダイソーのシリコン製ラップがいいらしい!」と書いてさっそく買いに行ったのですが……大失敗してしまいました。
見てください、左側の大量のゴミ……(右側が商品です)。
このラップをどれくらい使い倒せば、このゴミの分を相殺できるのでしょうか。
ゴミゼロ生活のために、新たなゴミを増やしてしまう。
このジレンマ、やったことのある人なら一度は経験していると思います。
ここで、「買わない」という選択をするべきだったのかもしれません。
せめて、もっとパッケージの少ないものを探すべきだったのでしょう。
その勇気が問われるのが、Refuseの取り組みなのかもしれません。
普段の買物で、少しでもゴミを減らすために
買物のゴミをなくすために、『ゼロ・ウェイスト・ホーム』では、量り売りのお店を探し、保存容器や布袋を持参して、そこに商品を入れて買うというスタイルを紹介しています。
肉でさえ、保存容器に直接入れてもらうというのですから、かなり勇気がいります。
しかも、自分の家のそばに量り売りのお店があるとも限りません。
量り売りの店舗を探せる「BULK FINDER」
『ゼロ・ウェイスト・ホーム』のウェブサイトで「BULK FINDER」というサービスがあり、そこで自宅のそばの量り売りの店舗を探すことができます。
日本も対応していて、私の自宅近く(東京都内)を探してみましたが……あんまりありませんね。
都内だと、ビオセボンやファーマーズマーケットなどが載っていました。
また、ここに載っていないお店でも、昔ながらの八百屋さんや魚屋さん、豆腐屋さんでパッケージフリーの商品を買うことができるかもしれません。
ecostoreのレフィルステーション
もう一つ、耳寄りな情報をミニマリストOLさんの記事で発見しました!
ニュージランド発の自然派洗剤ブランドecostoreでは、量り売りをしてくれる店舗があるそうなんです!
レフィルステーションになっている店舗だと、100mlから好きな容器に入れられるそうです!
これは行ってみるしかありません。
公式ページはこちら↓↓↓
※追記:このあと、実際にお店に買いに行ってみました!その使い心地などのレポートはこちら。↓↓↓
より良い選択をするのが第一歩
本当にゼロ・ウェイストを徹底するのなら、洗剤や加工食品は自分で作る、という方法もあると思います。
しかし、働いていたり子供がいたりすれば、なかなかすべてを実施するのは難しいでしょう。
でも、パッケージの少ない商品を選ぶ人が増え、量り売りを希望する人が増えれば、スーパーに並ぶ商品も変わってくるかもしれません。
少しずつ、より良い選択をしていくことが、消費者からの意思表明になるのではないでしょうか。
まずは、できることから。
ゆっくりと、取り組んでいきたいと思います。
※2018.9.26更新